担当している業務内容を教えてください
店長の仕事は、「方向を示し」「環境を作り」「人を育てること」を通し成果を最大化することが求められていると捉えています。具体的な私の仕事は、目標設定および目標設定までの戦略戦術の立案・実行、実績の把握、クルーの育成やクルーのシフト及び勤怠管理と幅広く担っております。
お客さまにご満足いただけるお店作りの為には、クルーエンゲージメントの向上が必要不可欠だと考えております。その為、クルーが安心して仕事ができる環境づくりは常に意識して取り組んでいます。
店長として部下と接する上で心がけていることはありますか
クルー育成の過程において、ときとして「言いにくいことを伝える」場面があります。お客さまを相手にする仕事なので、クルーの成長を一番に考えるからこそ、厳しいことを言うときもあります。
2つ心がけていることがあって、1つは個人ごとに『伝え方』を工夫することです。店舗で働く仲間は、社歴・役職・年齢・性別・性格は様々です。それにより達成すべきゴールやクルーの考え方、言われて響く言葉、言われたくない言葉等異なります。最適な伝え方をすることは常に意識しています。普段クルーと接する中で、自分なりにそれぞれの価値観等把握するようにしています。
2つ目は、自分のやり方をおしつけすぎないこと。何が課題でどうすればいいのか、対話から解決策を一緒に考えることが多いです。クルーが決めた課題をクリアする姿を見るとき、店長のやりがいを感じます。
仕事で直面した最大の苦労を教えてください
店長にとって『伝える為のスキル』は必須スキルだと日々感じます。伝える相手は、一緒に働くメンバー、上司や関係部署・社外の方向けと様々です。
私は、会議・ミーティング等多くの場面で、資料を用いて伝えるようにしています。資料作成の過程で、たくさんの情報の中から自分自身が伝えたいことをすっきりと整理し、相手に必要な情報を想像しながら肉付けし、わかりやすく構成していくことで、伝えた時の『相手の原落ち度』が高まると感じているからです。
ですが、私は資料作成にとにかく苦労しました。初めの内は、PC操作も詳しくなく、グラフや画像等視覚的にわかりやすい資料とは程遠い、文字だらけの資料になり、何をどうしたらよいのかわかりませんでした。
何時間もかけて資料を作る日々、正直気が滅入りそうになることが何回もありました。
どのように乗り越えましたか
どうしても『伝える為のスキル』を身に着けたかった私は、初めに“しなければならいない環境”を作りました。
次に研修を受講しました。フォントサイズ・使用する色・1スライドへ込めるストーリー・キーメッセージに使用する言葉選び等まさに資料作成のいろはを学べました。研修を受講し、すっかり分かった気でいましたが、自分が作業するとなるとやはり難しく、何時間もかけて1スライドを作る日々を繰り返しました。とくに苦戦したのは、膨大な情報の中から、伝えたいことをシンプルにすることです。
自分の伝えたいことと相手に伝わったことを一致させるために、店長会議では作成した資料を用いて取組発表を行い、店長たちにフィードバックをもらうようにしています。
課題解決のきっかけとなる研修制度があることと、私のことを想って真剣にアドバイスをくれる仲間がいる環境のおかげで、少しずつですがスキルを身に着けています。
所属するチームの目標
地域No.1のお店を目指し、お客さま一人ひとりに寄り添った「ちょうどいい」を提案したいと思っています。そのために、お客さまの笑顔を生み出す提案力のあるクルーを育てること、そして、お客さまに選ばれる活気あふれるお店づくりに取り組んでいます。
社会は常に変化し、お客さまのニーズも多様化しています。そんな時代だからこそ、お客さまの生活に役立つ新しい提案ができる人材が求められています。お客さまの生活をちょっと楽にできたり、楽しみを倍増できたり、そういうお手伝いができるクルーを育てていきたいです。
私たちの店では、全員で意見を出し合い、より良いお店づくりを目指しています。例えば、お客さまからの声をもとにサービスを改善したり、お客さまをお待たせしない仕組みを作ったり。皆で考え、皆で行動することで、全員が自分事として活気あふれるお店作りを継続していきます。
働くうえで大切にしている価値観や信念
『話を聞くことで、相手を理解すること』を最も大切にしています。
お客さまとの接客を通して、直接お客さまの声を聞き、その想いを理解することを大切にしています。クルーに対しても、月1回の1on1以外にも、積極的にコミュニケーションを取り、クルーが抱えている悩みや目標などを共有し、共に成長できるようサポートしています。代表の言葉である「会社を利用して成長して欲しい」を胸に、クルーが主体的に考え、行動し、幸せを感じられるようなお店づくりを目指しています。お客さまに喜んでいただき「ありがとう」を言ってもらえた時、クルーがチャレンジした成果を実感できる瞬間が、私の喜びです。